|
★ 人は辛くなると、視野が狭くなり、ウツになりやすくなる 人は、辛い気持ちになると、誰でも視野が狭くなり、妙にこだわりが強くなって思い悩むものです。 「困った、もうダメだ」「最悪だ、どうしよう」「不安だな、辛くてしようがない」「死んでしまいたい」 辛いときには、つい心の中でこんな言葉をつぶやいてしまうものです。 ★ 辛さの言葉は抽象的で実体がない 心の問題というのは漠然としているせいか、そこに目を向けて突き詰めていくと、抽象的な言葉しか出てこないものです。 そうした言葉は実態がないだけに、デマや噂と同じように本人の意識とは関係なく勝手にひとり歩きしがちであり、それにともなって苦しみもいっしょに膨れ上がります。 また、抽象的な言葉では、他人に辛い気持ちを伝えようとしても分かってもらいにくいものです。それでは、相談された相手も適切なアドバイスはできないでしょう。 すると結局は、 「誰もオレの辛さをわかってくれない」 「自分ひとりで何とかするしかない」 「友達に私の相談をしてもムダなんだ」 と、現実的な問題解決のための選択肢がどんどん失われていきます。 ★ 辛さの正体を明確にする必要がある こんなときには視点を変える必要があります。つまり、自分自身と向き合うのではなく、目の前にある現実に目を向けて、何が問題なのか、何があなたを苦しめているのかを明確なすることが、解決のための突破口になるものです。 仲のいい友人と仲たがいをしてしまった、恋人とうまくいかない、離婚したいけれど相手に切り出したら怒られそうだ、仕事が磯が示威、職場の上司から不当な扱いを受けている、お金がないなど、そういった困難な状況が辛さの原因になっていて、たいていはいくつかの困難が重なり合っている場合が多いものです。 ですから、まずはあなたを辛い気持ちにさせているものの正体を、辛さと戦いながら突き止めることです。 |
|
|
Copyright (C)2014. うつ病の診断・原因・症状・治療と接し方 All rights reserved. |