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★好きだった趣味さえ見向きもしない 気持ちが暗く沈んでしまいますと、これまで好きだったゴルフ、あるいは毎週出かけていた釣りなどの趣味にも興味がなくなって、見向きもしなくなります。 何をしても、何を見ても感動しなくなり、楽しいと思えなくなります。 ですから、あれほど碁が好きだったのに、誰とも打たなくなったとか、盆栽の手入れを欠かさなかったのに、今では水遣りもしなくなって盆栽を枯らすようになったような場合には、抑うつ状態がかなり進行していると考えたほうが良いでしょう。 ★生活習慣もだらしなくなる うつ病がひどくなりますと、服装にしても身だしなみにしても、どうでもよくなるため、ひげをそらなかったり、女性なら化粧もいい加減になってきます。 このように外見の変化がはっきり現れたような場合には、体調等にも変化がないかよく観察しておく必要があります。 たとえば、顔が無表情になって、他人の冗談にも何も反応せず、何か煩わしいような気持ちで、その場を去るようなこともあります。 ★ 子どもに興味がもてない 出産後起こる「マタニティブルー」も、うつ病の一種です。手のかかる育児、思うようにならない自分の生活への不安、赤ちゃんとふたりきりの孤独感などが積もり積もって、精神的に落ち込んでしまうものです。 注意しなければならないのは産後うつ病(産褥期うつ病)です。 「子育てが重荷だ」「自分の子どもなのに少しもかわいいと思えない」などともらすようになったら、産後うつ病が疑われます。自殺や子どもとの無理心中をはかることもありますから、周囲の人は油断できません。 【 出産後はこんなストレスにさらされやすい】 ・ 子どもが生まれて、これまでの生活リズムが乱れることによるストレス ・ 子どもを上手に育てられるだろうかという不安 ・ 母親となることで、夫との関係性が変化することになるストレス ・ 「子どもの成格や能力は母親の育て方しだい」という周囲からの圧力 |
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