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★気力の減退や自信喪失から性欲減退 気力の減退や自信喪失から異性を見ても何の関心も示さず、性欲も極度に減退します。 男の場合には、セックスに関心があっても、いざというときには、勃起不能となって、射精まで至らないことがあるようです。 たとえ、うつ病でなくても、長期間に及ぶ仕事などで疲れがたまってくれば、今夜は頑張って性行為をしようという気持ちがあっても、いざというときにセックスができない場合もあります。 当初は疲労のせいだろうと、深く考えずにやり過ごしてしまいがちですが、度重なると自信を失い、不安ばかり増大します。 もし、それらが度重なってきますと、「今回も疲れているからダメかなあ」と安易に考え、放っておきますと、実際にはうつ病が原因である場合もありますので、十分注意を要します。 なかには、ED(エレクトリック・ディスファンクション=勃起障害)を疑って泌尿器科を受診して、うつ病であることがわかったというケースもあります。 ★性欲の減退の他の要因も うつ病になりますと、気力や勢力の減退から性欲も衰えてきますが、脳内の神経伝達物質の変調によっても性ホルモンが乱れることも原因となっているようです。 女性の場合は、男と違って性欲減退を自覚しないこともありますが、女性ホルモンのバランスが崩れることによる月経不順や無月経などの症状が現れることもあります。 性欲が薄れたのは「疲れているせいだろう」「年のせいだろう」と思いがちですが、しつこい疲労感がそもそもうつ病の兆候なので、軽く考えてはいけません。 うつ病が原因で起きる性欲減退は、抗うつ薬や精神療法が有効で、気力が充実してくれば、自然に性生活が可能になります。 ただ、更年期障害によるストレスによって女性ホルモンのバランスが崩れて体調の異変が起こる場合がありますので、うつ病が原因か、そうでないかは、医師とよく相談して診断してもらいましょう。 なお、男性がセックスに対し拒否反応をたびたび起こすようであれば、そのことだけでなく、睡眠状態とか、食欲とか、頭痛、肩こりなどの身体状況も把握して、単なる疲れだけなのか、あるいはうつ病によるものかを専門の医師に診断してもらいましょう。 |
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