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★孤独感や不安感が強まると、ため息が多くなる うつ病は気分が落ち込んで、精神気力が低下している状態ですので、どうしてもため息の回数が増えてきます。 これは、人生に対する虚無感、絶望感、あるいは孤独感や不安感が入り混じった結果、ため息となって発するのです。 そして、だんだんと自信喪失となり、考える力や創造力なども低下し、人との付き合いもおっくうとなるため、話す声も徐々に小さくなって、会話も途切れがちとなります。 話す内容も理路整然としないため、お互いに話がかみ合わず、また相手の話も理解できない状態となるため、自然とちぐはぐな会話になってきます。 家族も、最初は「ここのところ仕事も忙しく午前様になることが続いているので、相当疲れているのだろう」としか思いませんが、生活習慣ができなくなり、食欲が減退し、気力も減退していくにつれて、「どうしたんだろう」と感づいてきます。 ですから、その兆候として「ため息」が多くなりますので、ため息は要注意です。 ★言いたいことが言えない人もうつ病が気づきにくい 生真面目で几帳面なタイプはうつ病になりやすいですが、普段おとなしく我慢強く、言い争いとか議論を避けているような人も、いつの間にかうつ病になっていることがあります。 言いたいことが言えない人は、自分がこらえることで他人との摩擦を避けようとすることで、自分でストレスを抱えてしまう傾向があって、ストレスを内に秘めやすくなります。 普段からそういう人は、人が見ても静かで自分の殻に閉じこもっている傾向があるので、たとえうつ病になっていても、他人から気づかれないことがあって異常を見逃してしまうことがあります。 ですから、気づいたときには重症のうつ状態になっていることがあります。 |
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