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★疲れやすい体質になる うつ病になりますと、疲労感と倦怠感が極度に強まりますので、うつ病の自覚のない人は、精神科ではなく、内科等へ足を運ぶ人がいます。 体が鎖で繋がれたような非常に重くてしんどい状態となり、本人も自覚できていますが、家族から見ても、「何でこんなにのろのろとものぐさそうに動くのか」と不思議がることもあります。 これらの原因は精神気力が極度に弱まっているため、憂うつで少しでも動きたくないような状態となっているので、体がついていかないのです。これがうつ病の症状なのです ひどくなると、まったく身動きができない無反応状態になることがあり、これを「精神運動停止」と呼ばれています。 ★疲労感で仕事どころではない うつ病による体のけだるさは、「背中に重い荷物を背負っている」「何をする気力も起こらない」「起き上がる力が湧いてこない」「体がしゃきっとしない」というようなことになり、とても仕事に打ち込むようなことなどできる状態ではありません。 朝、ふとんからなかなか出られないのも、たとえようもないけだるさが原因となっています。 なんとか起き上がれたとしても、顔を洗ったり、歯を磨くのも、ものぐさとなり、やはり何かをしようという気持ちも体のしんどさに負けて、また、ふとんにもぐりこむようなことにもなります。 症状が重くなると、日中でもカーテンを閉め切って薄暗がりで寝ていることもあるようです。家族からは「一日中ごろごろしている」と非難の目でみられがちですから、ますます滅入ってしまいます。 こんなにだるくてつらいのに、誰も分かってくれないという思いが、さらに症状を悪化させてしまうこともあります。 |
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