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★何もかもやる気が起きない うつ病になると、何に対しても意欲や関心が薄れ、やる気が起こらなくなります。 ですから、普段から生活習慣で行ってきた簡単なことや単純な行動でさえおっくうとなって、怠慢な感じに見えます。 朝起きて、顔を洗ったり歯を磨くこともおっくうとなり、服を着替えたり、部屋を片付けるのでさえ、長々と時間がかかるようになります。 気持ちのうえでは、「これぐらいはしっかりしないといけない」と思っているのですが、すぐに疲れたとかグッタリするため、体も心もボヤーッとした感じが蔓延し、寝るか横になってしまうことが多くなります。 ★気分転換はできない 何もかもやる気がなくなって、日常のちょっとした行動すらしなくなるのは、表面上、ストレスから逃避しているようにも見えますが、決してそうではなく、すべてに対して意欲が極度に減退しているからです。 「そんなにしんどいのなら、気分転換に会社を休んで、旅行にでも行ったらどう?」と誘いかけても、まず乗ってくることはありません。 もし、気分転換にそうしようか思うようなら、それはうつ病ではありません。 要は楽しいことでも、何もしたくない状態なのです。 ★情報が整理できない うつ病になると、神経伝達物質が減少するため、情報処理能力も低下してきます。 ですから、思考能力も麻痺していますから、最新のニュースを見るとか、ドキュメンタリーの番組を見るようなことはなく、一般的なバラエティー番組とかアニメみたいなあまり考えることを必要としない番組を見るようになりますが、これもあえて見ようとしているのではなく、ただぼんやりと見ているだけといったほうが良いでしょう。 また、娯楽番組を見ていても、おかしくて笑うというようなことはなく、ただなんとなく眺めているだけです。 ただ、うつ病もさらに悪化しますと、テレビを見るという行為すら、ものぐさでできなくなります。 |
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