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@ ストレスマネジメントで再発を防ぐ ★ ストレス耐性をつける うつ病に2度も3度もかかる人がいます。そのような人は、いったん治っても、以前のままの考え方や生活習慣を変えようとしないからです。 再発を防ぐためには、うつ病になる前の自分を振り返って、改めるべきところを意識的に変えていきましょう。それが、ストレスを管理すること、すなわち、ストレスマネジメンです。 ●「〜しなければならない」と追い込まない 行動するときは義務感ではなく「自分はこうしたい」という自主性を重んじましょう。自分の気持ちに正直に、いやなことは「できない」と割り切ることです。 ● 自分なりの息抜き法を見つける どんなに忙しくても、ストレスを解消するための時間を確保しましょう。好きな音楽を聴いたり、共通の趣味を持つ友人と会うほど、上手に息抜きをしてリラックスさせます。 ● 規則正しい生活を送る 乱れた食生活や睡眠リズム、運動不足が生活習慣病を招くように、心の病もライフスタイルの影響を大きく受けます。決まった時間に、腹八分目の食事をとり、十分な睡眠をとりましょう。体調を整えることがストレス耐性を強くします。 A 無理なくできる心のリラクゼーション ★ 心のモヤモヤを日記に書いて発散する 不快な気持ちやイライラは、心に秘めておけばうっ積していきます。かといって、腹が立つたびにあらわにするわけにもいきません。そこで、提案したいのが秘密の日記です。 不愉快な出来事に対する反論や、相手への思いをこっそり書くことで、ずいぶん気が晴れます。 ★ クヨクヨ考えがちな自分にストップをかける あれも気になる、これも心配などとマイナス思考が堂々めぐりするようになったときは、「おしまい!」「やめた!」と口に出して、思考を中断させましょう。すぐに解決しないことをいつまでも考え続けるのは時間のムダです。 クヨクヨしがちな自分に、もうひとりの自分がストップをかける習慣をつけてみましょう。 ★ 自分を励ますための座右の銘を持つ 疲れた心に喝を入れてくれるような言葉を書き出し、目立つところに貼ってみるのもいいでしょう。 たとえば、何かあるとすぐに動揺して自信を失ってしまう人には、「泰然自若」や「威風堂々」などがふさわしいでしょう。四文字熟語だけでなく、好きな詩や、お気に入りの曲もワンフレーズでもいいでしょう。 ★ ユーモアを忘れずに 笑いは人間だけに与えられた特権であり、緊張を解く特効薬です。対人関係でのストレスを回避するためには、笑顔を見せることと、相手の笑顔を引き出すことがコツといえます。 下手なジョークでもかまいません。笑いのきっかけをつかもうとする意識が、脳の健康にも役立つのです。 |
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