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うつ病のうつ症状はさまざまですが、自覚症状、または外から観察できる症状として、次のようなものがあります。このようなシグナルには注意しましょう。 @ 憂うつ 心に空虚感が漂い、将来に対する不安、虚脱感、絶望感が支配的となる。一日中、気分が晴れることがなく、物悲しげで、表情にも明るさがなく、涙ぐむことが多い。ため息をよくつく。 A 焦燥感 気分の振幅がおおきくなって、焦燥感や焦りが目立ち、落ち着きがなくなる。 B 無関心、無気力 何を見ても感動することがなく、興味もわかなくなり、楽しさとか嬉しさを表現しなくなる。疲労感も強く、無気力で、なにをするのもおっくうになる。ひとりベンチでたたずむことが多くなり、何を考えるでもなく、ボンヤリと過ごす。 C 能力低下 思考力、集中力、理解力、判断力、決断力、計算能力などが低下する。 D 精力の衰え 性欲が減退する。 E 自責 劣等感や自己嫌悪を覚え、自分はなんの価値もない人間だと思ったり、自信がなくなる。人生に希望はないと考える。罪責感を持つこともある。 F 妄想 妄想を持つこともあり、「自分は誰かに狙われている」「自分は不治の病に侵されている」などと根拠もないのに思い込む。もちろん本人は妄想だとは思わず、現実であると信じている。 G 食欲異常 食欲がなくなり、やせていくとか、逆にドカ食いをして太ることもある。味覚も鈍感になる。 H 不眠 毎日のように不眠が続く。 I 自殺願望 自責の念から自殺についていつも考え、場合によっては実行することがある。 これらの症状のすべてがあらわれるとは限りませんが、四つ以上、思い当たるものがあるときは、うつ病の可能性が高いと考えたほうが良いでしょう。 |
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