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★リストラは身近な問題 最近は、長引く不況と先行き不透明感が強まっており、老後の生活などに目に見えない不安が襲ってきますが、それ以上に、現実問題として、リストラ旋風が吹き荒れているといっても過言ではないでしょう。 自殺の統計を見ても、ここ数年、50歳代の自殺が増加傾向にあり、やはりそれを裏付けているのではないでしょうか。 リストラの脅威は、実際にリストラされることはもとより、リストラされるかもしれないという恐怖に追いやられた場合、今後の収入をどうするのか、あるいは家族がいれば自分のことだけでなく、家族全員の生活をどう支えていくのかという重圧が心にかかります。 たとえ、運よく新しい職場が見つかったとしても、自分が今まで築いてきたノウハウとか地位というものは何の役にも立たず、未経験の分野で呆然と立ちすくむこともあるでしょう。 一番問題なのは、50歳になるまで仕事一筋でやってきたような人は、特に危ないです。 一心不乱で仕事することのみで出世街道を歩むことに生きがいを感じ、その結果、それなりの地位や名誉も得ていたものが、リストラによって、現在までの地位や名誉、あるいはノウハウまでもが一瞬にして意味のないものになるとすれば、その反動で、心の中が空っぽになって、心が病んでいくのは時間の問題でしょう。 ★何があっても驚くな 一家の大黒柱の収入がなくなれば、家族ともども路頭に迷うのは間違いありませんが、これから時代、何があっても不思議ではないと考え、会社一辺倒の考え方だけでなく、会社をいつ辞めても良いだけのノウハウを日ごろからスキルアップしていて、「いざというときは、いつでも独立して頑張るぞ」という気概を持っておくことです。 そして、妻も、いつ何があっても、夫とともに危機を乗り越えるだけのコミュニケーションを図っておくことも大切です。 たとえリストラされたといっても、命までとられることはないですから。 |
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