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★働き盛りの年代は危ない 男も30代になりますと、会社では中堅となって活躍する年代であり、会社での基盤をつくる時期でもありますので、精神的にもいろいろと重責を担ってストレスがたまりやすくなります。 当然、忙しい職場であれば、土曜や日曜に出勤したり、平日は残業で居残りということが普通で、肉体的にも疲労がたまる年代です。 家に帰れば、育児の分担とか、家庭教育の問題なども、妻とのあいだで家庭争議の問題が生じたり、また妻の不満やグチもしっかり聞いてやらなければ、妻の欲求不満もたまり夫婦不和が生じる原因にもなります。 このように職場でも家庭でも、心理的負担は増すばかりでなく、現在は、たとえ大企業であっても、いつ倒産するか分からないし、リストラの可能性もあり、精神的に安定するなどということはありません。 ★ひとつの屋根で生活していてもお互いが分かり合えない 夫は夜遅くまで仕事をして帰宅しても、夕ご飯を食べ、風呂に入って、あとは寝るだけですので、妻が途中で話しかけようとしても、「あぁあぁ」と空返事をするだけで、まともに妻の言に耳を傾けません。 夫にしても、妻の日常の苦労や子育ての苦労を思いやる余裕がないことと、それに姑との関係などでイライラとストレスがたまっていても、妻のことを理解しようとしません。 当然、コミュニケーションは不足し、ひとつの屋根の下で暮らしているのに、気持ちにすれ違いが生じてきます。 こういうことが原因となって、夫がうつ病になったり、妻がうつ病になったりするケースがありますが、どちらかがうつ病になりますと、相手はさらに不満をつのらせて複雑な家庭環境をかもし出すことも予想されます。 |
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