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★家庭内の環境変化によってストレス増加 更年期とは、閉経をはさむ45歳〜55歳くらいまでの約10年間を言います。 この時期は、女性ホルモンが急激に減少するため、さまざまな体の不調(更年期障害)が起こります。 肩こり、頭痛、のぼせ感、動悸などが主な症状ですが、憂うつ感や意欲の低下を伴うこともあります。 更年期にうつを発症しやすいのは、ホルモンのアンバランスに加えて、生活上の変化が次々と起こる時期でもあるからです。 40代半ばからの10年間ほどは、子供の受験、独立などを迎えるころです。受験生を抱えるストレスもさることながら子供が自立して離れていく孤独感は、大きなストレスになります。 さらに、親も老年期に入りますから、病気を繰り返したり、場合によっては、介護が必要になります。そうした心労が積み重なり、精神的に不安定になりやすいです。 ★閉経による老いの自覚も心理的ストレスになる 閉経を迎えますと、否応なく老いを意識させられ、大きなショックを受けます。 そこには拒絶感や不安、焦りなどが入り混じります。 しかし、閉経したからといって女性としての魅力が損なわれるわけではありません。子供の手が放れるということは、自由な時間が増えることにも繋がります。 介護などの負担が大きい場合は、公的機関の支援制度を利用して体を休めることもできるでしょう。
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