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1990年代の後半から、一部の精神科医のなかで、「最近、いままでとは違ううつ病の人がいる」と言われだし、2000年代半ばから俗に「新型うつ病」と呼ばれる新しいタイプのうつ病の人がいることが世間でも知られるようになりました。 しかも、この新型うつ病の人はどんどん増えているということで、社会問題としても取り上げられるようになりました。 新型うつ病が従来のうつ病の人と違うのは、ややもすると自己中心的な理屈を展開することが多いようです。 彼らは「自分がうつ病になったのは他人のせいだ」と主張し、それは上司であったり、同僚であったり、配偶者であったりしますが、彼らはけっして「自分も責任がある」とは言わないそうです。 彼らは仕事、あるいは家事ができなくなり、それまでの生活が送れなくなりますが、遊びや旅行らは元気に行けるといわれています。 このようなタイプが「新型うつ病」と呼ばれます。 従来のうつ病を「自責型」、新型を「他責型」と呼んでいる医師もあるようですが、要するに、責任を転嫁することを特徴とするうつ病ということです。 その違いを表にすると次のようになります。
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