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うつ病と気分変調性障害は、基本的に違う病気です。 気分変調性障害は、思春期や青年期から始まることが多く、憂うつ感や意欲の低下などの抑うつ気分に加えて、不眠、食欲不振などの症状が現れます。症状そのものはうつ病ほど重くはありませんが、同じような状態が2年以上続くのが特徴のようです。 無理をすれば、ふつうどおりに社会生活を送ることができるため、本人は病気でことになかなか気づきません。いつの間にか、「これがふだんの自分の状態だ」と思い込んでしまう人もいます。 そのようなことから、気分変調性障害はうつ病の軽い状態と思われがちですが、たとえようのない症状がダラダラと2年以上続くのですから、けっして「軽い」とはいえないでしょう。 うつ病も気分変調性障害も、心を病んでいるという点では同じです。 症状そのものはひどくなくても、治療をしないといろいろな問題が生じてきますので、医師の診断を受けましょう。
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