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★薬が体に慣れれば副作用は自然に消えていく 副作用の出方は、服用量やその人の代謝などによっても違ってきます。量が多ければそれだけ副作用が強く出やすいのですが、同じ量でも、人によって体に現れる反応が異なります。副作用は、使ってみないとわからないというのが実情のようです。 副作用はのみ始めた直後に起こることが多く、薬が体に慣れてくるにつれて自然に消えていくことが多いようです。消化器症状などは早ければ服用後2〜3日で、ほかの症状も服用から10日くらいで改善されていくのがほとんどです。 抗うつ薬は、薬の効果よりも副作用のほうが早く現れやすいということを知らないと、「薬をのんだらかえって調子が悪くなった」ち、服用を中断しかねません。 がまんできないほど副作用が強い場合は、すぐ医師に報告しましょう。 耐えられる程度であれば、医師の指示どおり服用しましょう。 多少の副作用より、症状を早く改善させることのほうが重要です。 ★抗うつ薬の主な副作用と自分でできる対処法 @ 口の渇き ガムをかむ、アメをなめる、うがいをこまめにするなどの対処を。水を飲むのも効果的です。 A 便秘 便秘解消には食物繊維の豊富な食品や牛乳が有効といわれますが、抗うつ薬の副作用で起こる便秘にはあまり効果がありません。医師に相談して、便秘を解消する薬を処方してもらうのがいいでしょう。 B 排尿困難 水分を補給しても尿が出にくい、ほとんど出ないというときは、予約日以外でも医師に相談されることです。放置するのは危険です。 C 目のかすみ 薬によっては一時的に目の調節機能障害が起きることがあります。目がかすむときは車の運転や細かい作業は避けましょう。 D めまい・立ちくらみ 起床時や急に立ち上がったときにおきやすいので、ゆっくり行動するようにしましょう。 E 眠気 車の運転は控えましょう。1日1回と指示された薬なら就寝前にのむようにします。昼間も眠くてたまらないときは医師に相談されるのがよいでしょう。 F むかつき・胃もたれ 医師に伝え、つらい場合は胃粘膜保護の薬を処方してもらいましょう。 |
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