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★診察はリラックスして 病院によって多少違うでしょうが、大学病院では診察前に質問表(予診表)に記入してもらい、研修医または医学生が簡単な予診を行います。その後、予診表に基づいて担当医が本診を行うのが一般的です。 初めて精神科の診察室に入るときは、不安と緊張感でいっぱいかもしれませんが、医師はあなたのいわばサポーターです。気持ちを楽にして、何でも話されるのがよいでしょう。 本診では、症状や経過を患者さんからさらに詳しく聞いて、現在の状態をできるだけ性格に把握しようとします。 ときには、何年も前の喪失体験などについてたずねることもあります。患者さんのなかには「そんなことと病気とどうして関係があるの?」といった表情をする人もいるでしょうが、疑問に思ったときは、「なぜ、そんなことを聞くの」と逆に質問してもいいでしょう。 医師に遠慮は無用と心得ておきましょう。 ★家族から話を聞くこともあります 症状がある程度重い場合は、家族付き添いがいります。 というのは、患者さんが自分の症状をうまく表現できなかったり、実際とは異なることを訴えたりすることもあり、本人の説明だけでは診断が困難な場合があるからです。 そのようなときには、家族の方から患者さんの性格や、以前と変わった点などについて話してもらうと、診察をよりスムーズに進めることができるからです。 ただし、これはあくまでも患者さん本人の意思しだいです。 本人の同意を得ないで、医師が一方的に家族に同席をすすめることはできないからです。
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