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★ゆっくりと元の生活に戻そう 抑うつ気分が晴れて２、３ヶ月ほど経ち、発病前と同じような日常生活が送れるようになったら、ほぼ完治したと考えてよいでしょう。 薬物療法はしばらく続けるにしても、簡単な用事などならふつうにこなせるようになり、家族もひと安心ですが、しばらくは慣らし運転の期間と考えて様子を見ましょう。 ただうつ病の原因が元の職場環境にあるとするなら、また再発する可能性がありますので、会社側に要望して勤務箇所などを変えてもらうことも再発防止になります。 ★会話を多く持とう 環境の変化がうつ病の原因になりやすく、社会復帰することも環境の変化ですから、再発しやすい時期といえます。無理をさせずに、睡眠も十分取れるように配慮してあげましょう。 また、患者さんとおしゃべりする時間をもつことも大切です。家族の団欒は、患者さんにとってもストレス解消になり、仕事のプレッシャーからも解放されます。 引越しや転勤、昇進などで環境が変わったときは、うつ病が再発しやすい時期です。急に忙しくなり、食事も睡眠もおろそかになり、気づかないうちにストレスを溜め込んでしまうからです。 忙しいときは、家族と会話もおろそかになりがちですが、環境が変わったときは、特に意識して会話を交わすようにしましょう。 ★再発かと思ったらすぐに受診を よくなったと思ったのに、食欲不振や不眠など再発を疑わせる兆候が現れたときは、すぐ主治医に診てもらうようにしてください。 身体的な症状だけでなく、気力が低下して落ち込む様子がみられたときも同様です。 本人は再発を認めたがらないときもありますので、家族や周囲が異変を見逃さないようにしましょう。
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