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抗つ薬は、のみ始めてすぐには効果が現れませんが、薬の効果はのみ始めて1ヶ月ぐらいで現れしばらく服用を続けていますと、徐々に症状が改善されてくるという特徴があります。 一方、吐き気などの副作用が現れることもありますが、このような副作用は、一般にのみ始めに現れて、やがて収まってきます。 のみ始めは、体を薬に慣らす期間ともいえるでしょう。 うつ病の治る期間は、人によってバラバラで、一律に何ヶ月で回復すると断言できるものではありませんが、一般的には、患者さん自身が「自分で感情をコントロールできるようになった」と感じてから、半年ぐらいは薬をのみ続ける必要があります。 これには再発防止の意味もあります。 得てして患者さんは、薬をのみ始めてもすぐに効果が現れないことに焦りを感じたり、副作用のことで心配することがあり、否定的なものの見方が強いので、「やはり薬の治療では治らない」「かえって体調が悪くなる」といった考えに陥りがちです。 そんなときには、ご家族が、「薬に関する心配事はきちんと担当の先生に話して、どうするのが良いか相談しようよ」と言ってください。 そして、診察にはご家族もいっしょに付き添うと、患者さんも安心して通院できます。
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