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★人間関係でのストレスは、避けよう 世間には、「全く人生観が違う」、「考えている発想の原点が違う」、「彼のあのクセがどうしてもいやだ」「あの人とは人生観とか趣味などが全然違う」という人はいくらでもいます。 うつ病で苦しんでいる人を、「怠けているだけ」「甘えているのよ」などと決め付けるような人とは、無理につき合う必要はありません。心身ともにタフで、ある意味でデリカシーに欠ける人には、あなたの悩みを理解してもらうのは簡単なことではありません。 そういう人と話をしたり、付き合ったりしていますと、だんだんとストレスを感じてしまいます。とくにうつ病の原因が人間関係のストレスである場合には、治療中はそういう人との付き合いを止めてみるのも良いでしょう。 「自分にとって本当に重要な存在は誰なのか」をよく考えましょう。あまりプラスにならない人は、「あの人とはウマが合わないから」と忘れてしまってもいいのです。 付き合いを断っても、悪い結果になることはありません。それより、あなたの味方でいてくれる身近な人たちとの関係を大切にすることのほうが、はるかに賢明で、再発防止に役立ちます。 ★ 周囲への気配りはほどぼとに 人に気を遣うことができるのは、人間としての大きな長所です。 しかし、人に気を遣い過ぎたことでストレスを溜め込んでしまったのですから、治療中はよけいな気配りから心を解放して、のんびり過ごすことです。 とくに、会社を休職して休養をしているようなときには、「近所の目を気にしたり、また、会社での自分の仕事の穴を誰が埋めているのか」などと気にする必要はありません。心配しなくても、会社が適切に対応しているものです。 うつ病は精神エネルギーが不足している状態であり、休養中にエネルギーを補填することが大切なので、そのエネルギーの補填の邪魔になるような気持ちはすっきり断ち切って、マイペースで過ごしましょう。
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