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★うつ病は治療が必要であると自覚すること 気分が滅入って落ち込むのは、あなたの気の持ちようとか、努力が足りないなどという次元ではなく、痛風にかかったら足が痛くなるように、うつ病にかかったら、気がふさぎこみ、不安感や焦燥感が強まってくるというように一つの病気なのです。 ですから、うつ病と診断されたら、自分が病気であるということを自覚して、医師の診断に素直に従うのが良いでしょう。 うつ病の治療は、家族の人はもとより、主治医、看護師、患者さんとのチームプレーが大切ですが、先ずは、うつ病の人が病気を治そうという強い気持を持たなければなりません。 ★周囲の人に理解してもらいましょう うつ病になりますと、本人はもとより家族ぐるみで隠そうとする傾向が今でもありますが、これはいくらうつ病が社会的認知を得たとしても、恥ずかしいとか息子の就職に差し支えるなどと気を回し、他人に知られたくない心理が働くからでしょう。 しかし、親しい友人とか家族には、正直に診断家結果を知らせるのがよいです。 へんに隠し通そうとしますと、そのためのプレッシャーで余計病状が悪化することも考えられますし、本人のうつ病の発症原因であるストレスなども、周囲に理解されないままになるため、あまりよい結果になるとは思われません。 なぜなら、あなたがうつ病であることを知らない人は、「仕事の能率が落ちた」「やる気がなくなった」「付き合いが悪くなった」などと思って、だんだんとあなたの陰口をたたくようになって、対人関係がいっそうぎくしゃくしてくるからです。 そんなときに、自分からうつ病であると進言しますと、周囲がそれなりの対応をしてくれるものです。
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