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★時間がかかっても、治る病気だと信じること うつ病は、風邪のように薬を飲んですぐに治るというわけにはいきませんが、的確な治療をすれば確実に良くなる病気であります。安心してください。 脳の働きが元に戻るには時間がかかりますが、それもストレスの原因となった環境から離れている時間によってよくなるものです。 昔から日々(にちにち)薬といわれているように、人生で起きた悲しいできごとも、時間が時間が自然に解決してくれるものです。 これと同じようにうつ病もこの時間が大切なのです。 ★ゆっくり治そうという気持ちになったら大丈夫 薬を飲み始めてから1〜2週間たっても、症状が改善しないと焦ってしまいますが、決して焦らないことです。症状の改善が見られるようになるのは、早くて3週間目ぐらいですし、薬が効いて本来の状態に戻るには3ヶ月程度かかります。 ただ、再発を防ぐためにはその後半年くらいは服薬が必要です。 どの患者も焦って、最初のうちは「いつごろ治りますか」と問いかけをしますが、少し良くなってきますと、患者自身が時間がかかることを認識できるようになるため、あまり焦らなくなります。 そのようになった患者の場合だと、うつ病からの脱出は間近に迫ったと思ってよいでしょう。 ★薬は治ると信じてのむこと 薬を飲むことに抵抗を感じる患者さんがいたりして、途中で薬を止めてしまったり、あるいは飲んだり飲まなかったりする人もいますが、飲む以上は薬は効くと信じて飲むことが大切です。 |
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