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★気持ちが沈んでしまうのは病気のせい あなたのように責任が強く、がんばり屋だった人は、「仕事を続けるのが辛い」「同僚に迷惑をかけてすまない」「家事もまともにできない」という状態になれば、あなたにとってこれ以上の苦痛はないでしょう。 ただ、ひとつハッキリしているのは、うつ病という病気がそうさせているのですから、多少時間がかかっても必ず良くなります。 ですから、決して軽はずみな行動は慎んでください。 ★あなたは家族にとっての宝物 もし、生きるのが辛くなって「私がいるだけで家族に迷惑をかけ申し訳ない」という気持ちであれば、それは大間違いであります。 家族にとっては、あなたは大事な人であり、家族を支えているかけがえのない存在であることを忘れてはいけません。あなたの代わりはいないのです。 あなたに万一のことがあったら、家族や友人がどれほど悲しみ、途方にくれることでしょう。 あなたの身勝手な行動が、いかに家族や身近な人たちを苦しめることになるか考えてください。 ★辛いときは助けを求めよう 自殺する人の共通点は、絶望感が強く、先行きに何の光も見えなくなってしまう点であり、すべての悩みを自分ひとりで抱え込み、それを発散することもできず、悶々として苦しみ、他人の助けも拒んでしまう人です。 うつ病も重症化しますと、やはり絶望感が漂い、死ぬことしか考えなくなってしまいますが、その一方では、「助けて欲しい」という気持ちも持っています。 不安感が強まったときは、誰かに悩みを打ち明けるなど、とにかく話をすることです。そうするだけで、気持ちが和らぎずっと楽になるはずです。 悩みは抱えずに、苦しいときには苦しいと叫びましょう。 人にすがることをよしとしなかったあなたは、胸中をさらけだすことには抵抗があるかもしれませんが、人間は頼ったり頼られたりしながら生きていくのが、ごく自然な姿なのです。
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