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それからの私はというと毎日自殺したいと思っていた。 「もう生きていても意味がない。 こんな不幸な人間は死んだ方がマシだ。 神様は私を見捨てたのだ」 と思っていた。 「うつは全然治らないし、離婚はされる。 なんて不幸なんだ。 全部自分が悪いのか?いやそうだろう」 結局全部自分がまいた種だった。 「ほかの誰のせいでもない自分自身のせいだったんだ。 それだったらこんな人間生きていたって皆に迷惑を掛けるだけだ。 死んで詫びるのが一番いい」 ずっとそう考えていた。 漫画を読む気にもならず音楽を聴く気にもならず、一日中無為に過ごすことが多くなっていった。 何も手につかないし何もやる気がしない。 「もう私の人生は終わったんだ。 生きている価値のない人間なんだ。 もうどこへ連れて行ってくれても構わない。 この辛さから抜け出せるためなら死にたい」 命を落とすことが唯一の解決策に思えた。 そうするとどんどんと気力が低下していった。 公園に散歩に行って気を紛らわそうとしても気力が出ない。 動くエネルギーがない。 とにかく胸が締め付けられる。 キューっとなって胸が苦しい。 ずっとベッドに引きずり込まれるようなそんな感覚を感じていた。 「体が本当に動かない。苦しい。しんどくて辛い。誰か助けてくれ」 でも両親でさえ助けることはできなかった。 |
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