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これにはもう一番悩まされたと思う。 憂鬱感は一年くらい前から出ることがあって、「うわぁ〜きついな〜」と思っていたのだが、これもうつの作用だと思ってあまり気にしていなかった。 ところがリワークに通い始めてからそれがどんどんと強くなっていった。 普通のうつの人が感じる憂鬱感とは何かが違うのだ。 マイナスなことを考えて憂鬱になるのではなく、急にガツンと憂鬱感が襲ってくる。 感覚的にはじわじわなのだが、気がつくと憂鬱感の波に飲まれてしまっている。 自分でコントロールできない。 得体の知れない何かにとりつかれたような、そんな恐怖を覚えた。 この憂鬱感に突如として襲われると死にたくなる。 「電車に飛び込んでもいいかな」という気持ちになるのだ。 「屋上から飛び込んでもいい、道路に飛び出して跳ねられてしまえ」 そんなことが簡単にできそうな心境になる。 自分の意志でどうにかするとか前向きに考えるとか、そういう次元を超えていた。 自分ではない何かが憂鬱感のヘルメットをかぶせて、機械的に憂鬱感を襲わせているような感じ。 自分の脳みそを異常な脳みそと取り替え、憂鬱脳みそを無理矢理付けさせられているような感覚。 普通の人が感じる、「なんか憂鬱だな〜」というのとは百歩も異なっていた。 恐ろしくマイナスな気持ちになるのだ。 ⇒続き ⇒目次に戻る |
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