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はじめに うつになっても離婚しても生きる 本書は、うつ病を発症し、奥さんから離婚される男のこれまでの軌跡を描いた物語です。 うつで苦しんでいる人、離婚に悩んでいる人は世の中にごまんといるはずです。 そんな人々の心にそっと触れ、その傷を少しでも癒すことができれば、少しでも共感してもらえれば、そんな想いでこの本を書きました。 私は不幸の極みとも言える体験をし、それはもう恐ろしく、簡単に体験したいと思ってもできるものではありません。 「世の中にはこんな不幸な人もいるのか」そう思っていただけるととても幸いです。 あなたは今うつで苦しんでいるかもしれません。 離婚で苦しんでいるかもしれません。 あるいはその両方で苦しんでいることもあるでしょう。 とても辛いと思います。 でもそんな時でも必要なことがあります。 それは生き抜くことです。 とにかく死なずに生き続けることで必ず道は開けるでしょう。 決して諦めてはいけません。 どんなに辛い時でも前だけを向いて歩いていけ、いいえそんなことは言いません。 後ろを振り返ってもいいのです。 立ち止まってもいいのです。 負けてしまってもいいのです。 ひたすら生きることに専念してください。 一番やってはいけないことは自分の命を絶つことです。 自殺ほど悲しいことはありません。 なぜなら自殺をして喜ぶ人はいないからです。 あなたはあなたというオンリーワンの存在です。 本来輝かしくあるべきものなのです。 あなたがあなた自身を大切にしてください。 あなたが思っているほど世間はあなたに関心がありません。 うつになった人がいるんだ。 離婚した人がいるんだ。 その程度です。 私も芸能人のニュースを見て、「ふーん。そうなんだ」 と思うことがよくあります。 だから一番関心が持てるのは自分自身です。 自分で自分ことを如何に大切にできるか。 それがうつと離婚の苦しみから抜け出せる一番の方法です。 必死に生きてください。 私も必死に生きることにしています。 正直今でも辛いことはたくさんあります。 憂鬱感に苛まれることもあるし自殺願望にとらわれることもあります。 でも死んではいけないと思っています。 なぜなら悲しむ人がいるからです。 私の場合、両親がとても優しく接してくれました。 うつになって離婚してそんなダメな人でも、必ず一人は愛してくれる人がいるのだと思いました。 私は世の中の全員が敵に回ってもあなたの味方です。 なぜなら、同じ悩める過去を持つ同志だからです。 私はうつ病克服専門心理カウンセラーとして活動しています。 皆さんの辛い体験をぜひ聞かせてください。 人々の心の受け皿になれればと思っています。 カウンセリングを初め、一人でもできるうつ病克服改善プログラムも提供しています。 詳しくは、ウェブサイトhttp://utsu-kokufuku-iyashidama.com をご覧ください。 検索キーワードは「玉村勇喜」です。 皆さんの心が少しでも安らぎますように。 ⇒続き ⇒目次に戻る
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