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未だにうつではないと言われたことは信じられなかった。 それでも大学病院で出た結果なのだから信じるしかなかった。 それで神戸の主治医のところに行ってみると、「いや、うつですよ」 とあっさり言われた。 私の場合、症状が急に悪くなったりするので、「普通のうつとは考えにくい」と言われた。 それでそのときに初めて非定型うつだと申告された。 非定型うつ。 聞いたことはあるがどんなものか忘れていた。 それでネットで調べてみると、新型うつみたいなものだということがわかった。 その内容は、 会社などではうつうつとした気分になるが、家では自分の興味があることに打ち込む。 過食、過眠になる。 鉛様麻痺になり、体に鉛が入ったかのように重くなる。 自分が他人にどう見られているかが気になり、他人の顔色を伺う。 などかなりの項目に当てはまることがわかった。 うつ症状が順調に回復せず急激に悪くなったりするのはこのせいかと納得した。 しかも非定型うつは薬が効きにくい。 しかし現代の医学では薬を処方するのが一番の対策だ。 仕方なく薬を増やすことにした。 この頃は怒りっぽくなっていたし、すぐ不機嫌になるし、悲しい気分にもなる。 |
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