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そして一回目の休職と同じようにまた睡眠障害が出た。 それもまた三日間。 入眠はうまくいくのだが朝早くに目が覚める。 そしてそこから寝られない。 眠りに落ちない。 目がパッチリしている。 これには困った。 苦しくて辛いのに眠れない。 辛さに耐えながら起きているしかなかった。 ずっと悶々としていたと思う。 朝になって奥さんが起きてくる。 おはようと言う元気もなかった。 ずっと奥さんにくっついて寝ていたのだが。 それからうつうつとした気持ちは三週間続くことになる。 この三週間は本当に地獄だった。 辛い。 辛すぎる。 ずっとそう感じていた。 早く症状が改善されて欲しい。 そう思っていた。 それ以前になんで薬を飲んでいたのにまた悪化したのか。 悔しくて悔しくて仕方がなかった。 医者のせいでもない。 薬のせいでもない。 それがわかっていたけど、残念で仕方がなかった。 「一体いつになれば私の病気は治るんだろう」 そう思っていた。 「早く体を治して職場復帰しなければならない」 そういう気持ちが強かった。 とにかく安静にしているしかなかった。 「体はどこも怪我がないのに一日中ベッドにいるなんて」 情けなくて仕方がなかった。 ⇒続き ⇒目次に戻る |
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